リウマチとライフスタイル

日常生活について

暮らしの中で関節に負担をかけないためには?

物を持ったり体を支えたりするときは、肘や肩などの大きな関節を使うようにしましょう

関節への過度な負担は、変形を進める原因になります1)。そのため、日頃から関節に負担がかからない姿勢や動作を心がけることが大切です。特に手の指や手首などの小さな関節は負担がかかりやすいので、肘や肩などの大きな関節を活用しましょう。
また、和室での生活は、立ったり座ったりする動作が洋室での生活と比べて関節に大きな負担がかかります。そのため、椅子に座る、ベッドで寝るなど「洋式の生活環境」に整えていきましょう2)。座ったときは、肘をついたり足を組んだりせず3)、良い姿勢を心がけるようにしましょう。

暮らしの中で関節に負担をかけないためには?

山中寿監修「関節リウマチのことがよくわかる本」p71, 講談社 2015 より参考に作成

1)
山中寿監修「関節リウマチのことがよくわかる本」p70-71, 講談社 2015
2)
竹内勤監修「患者のための最新医学 リウマチ」p162-171, 高橋書店 2015
3)
林泰史監修「スーパー図解 関節リウマチ」p134, 法研 2013